2017/08/06

2017年ツール観戦記 7: マルセイユへ向かう

今日はほとんどが移動になる日。
朝、この日のレースのスタート地点を覗いて、レースが出発する前にその場を離れる。
レース出発まで待っていると渋滞が悪化してしまい、大変なことになるそうだ。
本物の自転車をペイントしたオブジェ

何日がレースを見ていると少しずつわかってくることがある。
テレビでは映らないツールを支える人たちの過酷な日々だ。

大会運営者、フォトグラファー、キャラバン隊、チームのメンバー、そしてお客さん。

全員、雨の日も、風の日も、毎日何百キロもの移動。交通規制と大渋滞の中、皆同じ方向に迂回して向かう。ツール関係車両は多少の優遇はあるとはいえ、渋滞の中を選手よりも先にホテルについて準備していたりしなければいけないことには変わりない。

毎日200キロ近い距離を自転車で走る選手は勿論だけど、それを支える人たちも、本当にタフなのだと思った。
もちろんそれを追いかけるファンも、峠は徒歩か自転車で向かい、平地は何百キロも渋滞なのか移動する。どちらでも何時間も選手が来るのを待つ。選手が自分の前を通るのなんて本当に一瞬なのに。各国で観戦ツアーがあるらしいけど、大型バスを貸し切ったりする規模になると夜中の3時に出発なんてこともあるそうだ。山岳はアクセスの悪さからも、本当に好きな人たちが集まる言葉や国を超えた一体感のある場所だ。

今日みたいな移動の日、ツアーの私たちは車で足りない睡眠を補給することができる。
ありがたいことだけど、ツアー開催者の人たちは大変だろうなと思う。

夕方にマルセイユに着いた。
ノートルダム寺院を見学してビーチへ。
明日選手が走る坂を車で登ったけれど結構急でした。




夜はビーチの近くのレストランでブイヤベース。
今回食事よりツール優先の旅だったので、地元の有名な料理をゆっくり食べるのって実は初めてかも。
私たちは明日の朝でツアーを離脱するのでこれが皆と最後の食事。
一期一会。面白いツアーでした。ご一緒させていただいた皆様に感謝です。



街に降りてきたので久しぶりにL'equipe購入できました。バルギル!!

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