2012/07/19

週末日光を目指してみた(1)


久しぶりの連休。7月17日(日)、18日(月)と自転車で日光を目指してみた。
天気もいいし、熱中症にだけ気をつければ快適そうだ。
猛暑マークは関東ではないので見なかったことにする。


土曜日にリアキャリアとスイングクリップをつけて、サドルをBROOKSに戻して荷物をパッキング。
一泊なのでパニアバッグは1つ。(写真は日光で翌日撮ったもの)


日曜日の朝は6時出発の予定だったが二度寝の結果起きたら6時10分前で、出発は6時50分になってしまった。
出かけるまでに必要な時間は1時間だと学習した。

既に日は照り始めていたけど空気はまだ少し冷んやりしていて気持ちがいい。
店は殆ど閉まっていて人通りも車通りもそんなに多くない。自転車には最適。
2時間休憩を目安に西浦和あたりを目指す。
商店街は車も人もいなくて最高のショートカットになった。

9時近くなってくると暑さが一気に加速。
ちょっとオーバーヒートしてしまい体力消耗、1回目の休憩で30分以上ダラける。
どんどん暑くなってくるのでとにかく出発。先は長い。
夏場は日の出とともに出発がいいと思った。

走行距離が50キロを過ぎた辺りでお尻が痛くなってくる。馴染んでいないサドルに加え、下着選択ミス。
お尻を庇いつつ乗っていたら70キロ地点を過ぎたあたりで左ひざ裏に痛み発生。
騙し騙し進むも、途中でどうしようもなく痛くなり、ドラッグストアでフェルビナクとバンテリンのサポーター購入。
丁度お昼時だったのと、太陽がヤバイくらいにガンガンしていたのでドラッグストアの前でオニギリを食べながら休憩。2時間くらいグダグダする。このまま昼寝したい。。

熱中症対策に髪を濡らして、濡れた手拭いを巻いてヘルメットをかぶってみたが10分くらいですぐに乾いてしまう。
ハッカ油とかスースーするものがあったらより良かったと思う。

ドーピング。モンスターは初挑戦だったけど、正直量が多くて飲みきれなかった。


出発するも30分くらいで膝の痛みがぶり返す。
踏み込まなくてもペダルの回転で膝が伸び縮みするだけで痛くなるので都度休憩。
CWXが足首まであるので、フェルビナクはトイレに入らないと濡れない。
休憩→フェルビナク→進む→休憩の繰り返し。

ドーピング。2回目。


鹿沼に入ったのは17時過ぎ。
日光まではまだ30キロ近くある。
鹿沼で痛み止め購入。(あとから撮影)


飲んでみたけど動かさない時にしか効かない。
SUNTOくんによると、日の入は18時49分。あまり時間がない。(翌日撮影)
(これ書いていて思ったけど日の出が6時13分ておかしいな。。日の出は4時半くらいじゃないか??)


鹿沼からは基本ずっと上り坂。
輪行か。。迷う。
日光までの道のりにある駅をチェックする。
東武日光線 新鹿沼駅→JR線 文挟駅 → 東武日光線 下小代駅→ 東武日光線 明神駅→ JR線 今市駅。
この時東武日光線があんなに栄えていると知らなかった私はJRの方が本数が多いだろうと判断。
文挟駅を目指す。

上り坂に入った途端、樹齢何年?!というくらいの巨木の杉並木に突入。
勿論事前チェックのない私はそれが例幣使街道だなんて知るわけもない。
後で宿の人に教えてもらった。あそこは道が狭いから危ないよって言われたけどもう通ってきちゃったよ!

日はどんどん落ちて行く。 蜩の鳴く声と、家路を急ぐ猛スピードの車たち。
道は細く、チェーンでガタガタ。街頭は皆無。距離は12キロちょっととは言えこの膝とお尻じゃ全然距離を稼げない。
歩道はないので休憩は無理。蚊にも刺されそうだし進むしかない。

写真?そんなん撮る余裕なかったです。まぢで。iPhoneのバッテリーもピンチ。

かなり暗くなって来た頃漸く駅到着。
駅を見て一瞬思考停止。1時間に1本くらいしか電車来ないオーラを醸し出していたから。。
(後から情報によると日光線内で唯一の無人駅で利用者が最も少ない駅。らしい)
日光までは20キロちょい。

迷う。

このひと気のない薄暗い駅でいつ来るともわからない電車を待つか、更に暗くなっていく街灯なし歩道なしの鬱蒼とした杉並木を前後ライト1つずつという軽装備で進むか。。時刻は19時過ぎ。
進むなら直ぐにも行かないと本当に真っ暗になってしまう。
躊躇ったけど進む事に。

早く杉並木が終わって普通の道路になってくれる事だけを願いつつ走る。
こんなところでパンクとかしたらマジEND。
暗くて道の凹凸が見えない。下手に乗り上げるとお尻と膝が悲鳴を上げる。
対向車のハイビームが眩しい。

5キロくらい進んで杉並木が途切れた。
ホッとしてわかれ道を左に進むと再び杉並木。更に急な坂。(このときコノ辺↓)


でももう引き返せない。
車の数も減って来る。皆インターの方から来ていたらしい。
車が通るのは安心なようでもあり不安でもある。
何があってもこの膝とお尻じゃ漕いで一目散に逃げるとか出来ない。
かと言って交通量が多いと事故の可能性も高くなる。
膝とお尻を庇っての上り坂で今度は腰が張ってきた。更に腰を庇うので今度は手首が。
もうどうにでもなれだ。

昼間走ったら木陰で涼しくどんなに気持ちのいい道だろうか。
予備充電を使い果し、iPhoneの充電は20%を切る。省エネモードに切替わり手元が更に暗くなる。
蜩もとっくに鳴かなくなった。
心の支えはiPodから流れてくる曲だけ。アルバム終わったりしないでね。。
半泣きで進む。
田舎育ちで暗闇が怖いという事はないけれどそれとこれとは別問題だ。
どう考えてもこれはルート或いは及び時間配分ミスである。

去年北海道で摩周湖を回って温泉に行った時を思い出した。あの時もたどり着く前に日がくれて、街灯がない鬱蒼とした道をひた走ったんだった。
あの時はシカとかにぶつかる可能性が高く、大声で歌いながら進む事になったんだっけ。
今回は上り坂で歌う余裕はないし、あの時の距離みたいにかわいいもんじゃない。

暫く行くと漸く100mに1箇所くらい街灯が現れるようになった。
20時頃、まだ森の中だけど温泉街らしき所にさしかかる。(あとからわかったココは今市市付近)
人の気配がする事にホッとする。駐車場とか建物とかがある。踏切がある。信号機がある。
信号を曲がったらコンビニ!何よりも輝いて見えた。←大袈裟

フェルビナクタイム。
外でコーラを飲んでいたら店の明りに集まって来ていたカメムシに宣誓攻撃を浴びる。ぐふっ。。臭すぎる。。
被害にあった手拭い交換。日光駅を目指す。

後7キロ。しかし、商店街を過ぎたらひたすら上り。
通って来た道を考えたら広いし歩道はあるし、街灯も少しはあるし、屁でもない。けどひたすら上り坂。もう上りお腹一杯。
30分もあれば余裕と思ってたら着いたのは21時だった。

今晩の宿は日光駅前のゲストハウス巣み家さん。
バイカーの人とフランス、アメリカ、オランダからのツーリストと都内から来ている日本人の女の子がいた。
春曉庭ゆりんに連れて行ってもらう。オサレな温泉。
なんかドラマか映画の撮影現場になったらしい。近日公開だとかなんとか。

CWXを脱いだらお尻が腫れて4つになっていた。
上のジャージと亀攻撃を受けた手ぬぐいと汗だくのタオルを手洗い。
源泉かけ流しの温泉は気持ちよかった!

明日どこに行ったらいいかを宿の人に相談に乗ってもらう。
やっぱりすすめられたのはいろは坂。
この膝で行けるのかな。。と思いつつとりあえず1日目、就寝。
反省の多い一日になった。



今回はナビタイムで一番距離の短いルートを選択。
ただ途中でなん箇所か道を間違え、サイコンの記録は147キロだった。


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