北海道珍道ちゅーりんぐ-八日目〜最終ライド

最終日も朝から雨。
朝ご飯を食べてチャリダー（安藤さん的にはサイクリスト）の友、バナナをいただいて出発。
今日は朝から目の調子が悪い。連日コンタクトを使っているせいだろうか。何かごろごろするし視界も悪い。
靴も乾いてないしゴアテックスも撥水死んでるし、しかも昨日タイヤが細いと言われた事で無性に心配になる。

ためらったがロッジの前のダートを抜けてから初の空気入れに挑戦。
案の定ここ数日雨と風とトラックで、緊張してハンドルを握りしめて走っていた私の手の力では、空気を入れることなんてできず、何だか余計に抜けたような。

・・・。

とりあえず今のは無かった事にしよう。

釧路までは30キロちょっとなのでお昼には着く筈だ。雨だし最後だし、安全第一でゆっくり走ることにする。

途中で釧路湿原国立公園と展望台で休憩をとる。

目の調子があまりにも悪いので、逆に付けたのかなと思い、一度コンタクトを外す。

と、右目からコンタクトが2枚登場。

なんと、今時珍しい２枚入だったの？的なアホな発想をする。

右を1枚で再装着して左もチェック。

あれ？こっちも2枚。。

ここで漸く昨日コンタクトを外し忘れて寝たのだという事に気づく。

タイヤの空気を心配しつつ無事釧路到着。中央市場を見よう！と思って途中よってみたらただの倉庫で外からは何も見えなかった。

とりあえず和商市場でお昼にする。

市場の入り口でおじさんに話かけられる。昔自転車で道内を回っていたそうだ。結構そいういう年配の人多いな。

続いてバス待ちのおばあちゃんに話しかけられる。今日は早く終わっちゃって、16時までバス来ないのよ。という。16時まで話に付き合わされるのかとドキドキしたが10分くらいで解放してくれた。

孫が最近バイクを買って旦那さんとツーリングしていて危なっかしくて仕方が無いらしい。

和商市場で勝手丼を食べる。

右側の写真、左上から、わさび、くじら、ししゃも、うに、ときしらず、つぶほっき、ほっけ、さんま、めんめ、しめ鯖、イカ、カニ汁、ごはん

個人的にはめんめ（きんき）が一番美味しかった。

13時過ぎてゆっくり食事をしていると、隣で相席になったご夫婦が話しかけて来た。
自転車ですか、私たちはバイクと車なんですよ。と。
バイクと車？
どうやら娘夫婦がバイクで旦那さんと奥さんはバイクの後を車でくっついて旅してるらしい。
いやはや色んな旅の仕方がありますねぇ。

ここでも食べながら電車の時間を調べる。なんと、札幌行きは13時25分の次は16時17分までないではないですか！
今から頑張っても自転車解体してこの時間には間に合わないので、自転車を拭いて片付けることにし、16時の電車に乗ると決める。
ただこれだと空港に預けている荷物を取りに行くのが間に合わないので1日延長する必要がある。だんだん空港に預けた荷物が本当に必要なのか疑問になってきた。
荷物をひっぱるキャリーと緩衝材にしたダンボルやその他諸々。。

とにかく1日延長の連絡をして駅前で自転車を片付ける。
隣で携帯で話していたおねーちゃんがキャンセルだの払い戻しなどうにゃうにゃ言っていて気になる。でもとりあえず片付ける。

駅の窓口で切符購入。途中の十勝付近が大雨のため、新得からトマムまではバス移動になり、1時間くらい到着が遅れると言われる。
まぁ仕方が無いし、フライトは明日の朝なので余裕はある。切符購入。

おはぎなど買って一服と思っていたら、運休のアナウンス。。

運休。。しかもこの後の札幌行き全て。

切符払い戻し。バスターミナルへ移動。夜行バス予約。自転車積めるか確認。
荷物の量次第では積めないと言われる。大ピンチ！

パニアバックをコインロッカーに押し込んでタクシーでヤマト運輸の営業所へ行く。
サイクリング便で自転車を郵送。（ところでサイクリング便とヤマト便て何が違うの？）
濡れた自転車を郵送するのは気が引けるが乗せられなかったらしゃれにならん。背に腹は代えられない。泣く泣く送付。いつ着くんだろう。。

コンビニでタクシーを降りて携帯の充電器購入。
自転車の分荷物が減ったので、郵送手配したお土産を手荷物に変更する。

少し落ち着いたところでやはり自転車が気になる。
そうだ、レンタカー乗り捨てたらいいんじゃないか？と思い始める。
レンタカーと夜行バスを天秤にかけつつレンタカー会社に電話してみるも皆考える事は同じで既にレンタカーに空きはなかった。
バスも満席になっていたので、即バスを取って自転車郵送は結果的には正解だったようだ。

駅周辺でうだうだ時間をつぶす。
夜行バスの23時までは5時間近くある。
もう走らないのに食べてばかりいてもアレなんで友達のアドバイスで銭湯に行く事にする。

バスターミナルの入っているビルのスーパーホテルに荷物を預かってもらえないか交渉する。
二つ返事で断られる。
旭川で泊まってよかったと思ったけどもう泊まらねーぞ！と心の中で悪態ついて、15キロくらいの荷物を持って一番近い銭湯へ向かう。
潰れてたりしないかな。。と思いつつ、到着。

まさかの休業日。ちーん。

強風にあおられながら唯一日帰り入力ができるホテル、パコへ。（またパコかい！）
ザ・支配人いるかなぁ。と思ったら今日は非番だったようだ。
今日はザ・支配人に匹敵するキャラの人物には遭遇しなかった。
釧路初日に泊まったときは温泉ではなく部屋のお風呂で済ませてしまったので温泉は初めて。　

受付が12階にあって更衣室は下った9階。露天風呂は12階。
行ったり来たりする羽目になったが、露天風呂には液晶テレビがついていて、HEY!HEY!HEY!をやっていた。
明後日には現実に戻らないといけないしな、と思い福山雅治なんかをぼーっと見る。
この人以外と若いのね。もっと年上だと思ってましたわ。

お風呂に入ったらすっかり就寝モードになってしまった。
起きてバスを待つのがつらいことつらいこと。半分寝つつバスを待つ。
到着したバスが高級ホテルのベッドのように見えました。

バス乗って速攻寝る。