2011/09/02

北海道珍道ちゅーりんぐ-五日目〜ドロップアウト

これまでなんやかんやで予定通りスケジュールをこなし、誘惑に負ける事無く移動をしてきたわけですが、ここへ来て思わぬ方向へ。。
天候を確認するため、この日は朝4時半起床。雨は降っていませんでしたがいつ降ってもおかしくないような状態。
パニアバックにカバーをかけて出発。
日勝峠を眺めるも。。何か来るなと言われているような雰囲気。峠の先端とか見えないし。。
今回は反射板も準備してない上、フラッシャーも購入したものの、一種類しかなくて随分小さいものになっちゃったし、どう考えても準備不足、と思い断念。
一途帯広へ。
トラックがびゅんびゅんとばしていて、かなり緊張する道でしたが38号(だったかな?)を順調に移動して帯広到着。
まだ朝の8時半とかでどこも開いていないので、駅で記念撮影なんぞしていたら、着信がついていることに気づく。
どうやら友達の友達が電話してきてくれたよう。早速連絡を取って会う事に。
この方実はとんでもない方。もう22歳の娘さんのいるお母さんなのですが、25くらいの頃、ワーホリでオーストラリアに言っている時に自転車で世界一周している私の友達(初日のブログで登場)に出会い、一緒にオーストラリアを周り、その後タンザニア辺りも自転車で回っていたという強者。
北海道も結構回っていて、自転車のチューブをバイクの後ろにくっつけて引っ張ってもらって移動したりとなにやらアクロバットなお方。
(内心子供の父親が友達だったらどうしようなどとドキドキしていたけど違ってホッとした。´・`;)
色々旅の話やらクレイジーな話に花が咲く。

11時から用事があるというので自転車を直しに行く事に。
教えてもらったサイクルショップを目指すも行けども行けどもたどり着かない。これはおかしいと思いグーグル検索。

全然方向違ってた!真逆!

元来た道を戻り、漸くサイクルショップ到着。これで閉まってたら泣くし。
と思ってお店の前まで行くと、開いている。
良かった〜。と思うもつかの間、おばちゃんが出て来て、

「今日社長出張でいないから直せる人いないのよ。。」と。

がーん。がーん。がーん。。

おばちゃんに近くの別のサイクルショップを教えてもらい、そっちへ移動。
再び来た道を戻る。
サイクルショップで自転車を修理してもらう。どうやら朝日岳にバスで輪講した時に何やらパーツが折れたようだ。
今日はどうしようかとツーリングマップルを読みふけっていたら、危うくお金を払い忘れるところだった。

予想外に帯広に来てしまった事で、〇円マップの切り抜きが足りなくなった。迷ったがツーリングマップルだけじゃ宿泊場所の決定に困ると思い、TSUTAYAで〇円マップ再購入。

自転車が快適になったところで再び合流して六花亭本店でティータイム。
あまりのケーキの安さに驚く。
ケーキ¥120とかおかしいし!

2階の喫茶店では誕生日の人がいると、店員さんがアカペラでハッピーバースデーを合唱してくれるらしい。今回2回も聞く事ができた。かなりレベル高い。
ピザ、ホットケーキ、コーヒー(おかわり自由)、さくさくパイ、など食べて二人で1,700程度。安っ!(無料でお茶も出してくれる)
1階では立ち飲みだけど、買ったケーキを食べながら無料コーヒーが飲めるらしい。

六花亭を出たあとも話は止まらずツーリングマップルを二人で眺めてオススメルートを教えてもらったりしている間にすっかり夕方に。
日勝峠を断念したことで、完全に本来のプランからドロップアウトしてしまい、プランを練り直して(練り直されて?)この日は電車で釧路を目指す事に。自転車を解体して電車の時間まで豚丼を食べて待つ。

とりあえず時間も時間だったので、ライダーハウスは諦めて今日もホテル泊。
釧路もしっかり雨だったのでホテルまでは贅沢にシータク移動。

パコのフロントにいた中年のおっさんが、典型的なホテル支配人という感じの人物で、勝手にその人を支配人と位置づけることにした。
いらっしゃいませ、と手を斜めに握る辺りとか、あの金属フレームのメガネとか、きっとすごいストレスを抱えて、家に帰ったら180度違う顔を持っていそうだなどと勝手に想像して楽しむ。
ぬいぐるみに手を挙げて、後でごめんね痛かったねとよしよしする感じか、ダッチワイフに悩みを相談する感じか、じぶんをぼくちゃんと呼んでみるとか、何れにしても無限に想像が発展するキャラだ。(まぁ実際は普通に子持ちのおっさんだと思われる。)

しかもこのホテル、ビジネスホテルなのだけれど、繁華街のはずれにあって、カモフラージュとも思える24時間のコインランドリーと、コインランドリーの横からフロントを経由しなくても自由に出入りできる仕様。繁華街でおねーちゃんをピックアップして、エレベーターに乗って消えてゆく人多数。都内でもそうそうこんなあからさまな光景は見ないが、北海道は意外と景気がいいのだろうか。

この日もドライヤーの終了を待ってウトウトしながら0時の就寝。

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