2012/01/25

ゲイ街のアパート

友達が留学時代に住んでいたアパートの写真が出てきたと送ってきた。


むっちゃ懐かしい。
このアパートは留学最後の年に、一人暮らしをしていたアパートで、1ルーム(Studio)で$575/月。
サンディエゴのゲイ街のはずれにあって、ポルノショップ(アダルトショップ)まで徒歩5分という立地!
しょっちゅう遊びに行っていたのを覚えている。
TENGAは当時売ってなかった。(てか会社もまだなかった)

メキシコとの国境まで車で15分。学校まで車で15分。
朝はシナモン&レーズンかブルーベリーのベーグルに、
フィラデルフィアのクリームチーズを塗ったくって加えながらエアコンの壊れた熱風吹き出す自分と同じ年のHondaアコードをかっとばして学校へ。
夜のクラスを取っていたので、昼間の空いた時間にメキシコまで30分強をすっ飛ばしてモールに車を停めて国境越え。
ニット帽かぶってぶかぶかのスウェット来て、バックパック背負って男の子みたいな恰好で。

国境を越えたドラッグストア(国境の街Tijuanaは薬屋と土産やが交互にあるというくらいドラッグストアが多い)を巡って値引き交渉して薬を買い付ける。
バイアグラとかハルシオンとか、主に日本では認可の下りていないお薬さん達。(当時の話。今は知らない)

箱をばらして全部まとめてブラの間につっこんで、一つの箱に詰められるだけ中身を詰めて、
一人の一か月分に見せかけて国境を戻る。
たまに多すぎると呼び止められて、おばあちゃんに頼まれたの。と言い訳をして、
自分の分しか買えない決まりだからと言われ、次回から気を付けるわ。としらばっくれて通る。

買い付けた商品は適当に梱包して日本に送る。
届いたり届かなかったり。
それが卒業前に少しやっていたバイト。
メキシコで$100ドルだまし取られたり、娼婦ばかり立ってる道に迷い込んだり、いろんな経験をした。


本当に懐かしい場所だ。


オンボロHondaがオイル漏れをしていて、毎回足さなくていいように、とオイルを並々たっぷりに入れたら、
当然の如くエンジンに飛び散って、煙がもっくもっくになったのもこの場所だ。
半泣きになって父親に電話して、アホやと大爆笑され、
近くの工具屋までゴムのハンマーを買いに行って、車の下に潜ってスパナとハンマーでオイルタンクの非常口を開けてオイルを全部出した。
バケツからあふれるくらい出てきた。

無事にこの作業をやり終えたときは、私車のメカニックになれるんじゃないかってくらい鼻高々だった。

しかし今この写真を見ると、なんでこのころ酔っぱらってこのプールに飛び込まなかったのか不思議でならない。

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